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事例紹介
Case study

役員の思いと現場とをつなぎ、
新しい「令和の人事制度」をつくる

ご提供ソリューション

人事制度構築支援
ギグワークス株式会社 取締役常務執行役員 管理本部長 小島 正也

1977年の創業より、単発・短期の仕事を受注する働き方や、それによって成立する経済活動(ギグエコノミー)を牽引してきたギグワークス社は、現在、さまざまな事業展開をするグループ企業だ。
より自由で柔軟な働き方を望む人々と企業とをつなぎ、新たな価値創造を実現してきた同社だからこそ、その社内人事制度改革にあたっては、時代の潮流に沿った“これまでにない”制度の構築を志向している。その人事制度改革に1年ほど伴走するマネジメントエージェント社について、プロジェクトを束ねる常務の小島さんにお話を伺った。

グループ7社を統合する人事制度をつくりたい

今進行中のプロジェクトについて教えてください。

当社は、現在7社ほどの会社でグループをつくっているのですが、もともとあった会社とM&Aをした会社とで人事制度がばらばらだったんです。そこで1年ほど前、マネジメントエージェント社にグループの人事制度の統一をお願いしました。
最初は、子会社の退職金制度の廃止や健康保険の統合、就業規則や賃金規定等の整備をやっていただいて、今はまさに人事評価制度のグループ内統合をお願いしているところです。グループ企業にはいろんな業種、業態があるもので、まずは評価制度の基準になるものを作ってもらい、本当に統合することがいいのかも含めてこれから一緒に考えていく予定です。

どのようなプロセスをたどっていますか?

隔週で定期ミーティングを行なって、人事部長や担当者、小会社の社長などにも来てもらっています。そこで、さまざまな情報をマネジメントエージェント社に提供してもらい、議論をして、それをまとめてもらって、という流れです。

現在の状況はいかがですか?

進むスピードがまず一気に速くなりました。そして、そのスピードに合わせて確実に成果が出ていると思います。小昏さんたちはさまざまな企業への人事コンサル経験をお持ちなので、方向性も大きくぶれることなく助かっています。あとは、僕のわがままを、ちょっと文句言いながらも聞いてくれるところがありがたい(笑)。

ありたい理想と現場のリアルを一緒に考え抜く

具体的にはどんなオーダーをされているのでしょうか?

「僕らが目指しているのは、新しいこの令和の時代の人事制度なんだ」とよく部下には話しています。言うなれば、日本で初めての制度をつくってほしい、というのがオーダーです。

われわれは経営理念に、『日本一のGig Economyのプラットフォーマーになり、労働市場に革命を起こす』と掲げています。その革命を起こすと言っている会社の制度が昭和じゃ困る、もっと斬新な制度をつくりたいという思いが、私も、代表の村田にもあります。

たとえばアメリカのNetflix社は、『NO RULES(ノー・ルールズ)』と言って、優れたチームを構成し続けるためにあえてルールを作らず社員の自立した意思決定を尊重しています。そういう新しい考え方の企業が世界では成果を上げている。「極論すると、評価は人がするものだから、基準なんて要らないよ」というようなことを僕があえて定期ミーティングで言うと、現場からは「そんなことをしたら人事査定ができません」という声が上がる。そこのバランスを取るのは結構大変な作業だろうなと見ていて思います。

ギグワークスクロスアイティ株式会社の代表取締役社長も務める小島さんの視界は常に未来にある

白熱した議論が交わされているのですね。

今は、「評価とは何か」から議論をしています。社内を基準にするのか、外部のマーケットを基準にして評価するのか、とかね。これからの日本では転職が当たり前になってくるとすれば、たかだか社員1,000人の中で1番だ2番だって評価していても意味がなくなる。われわれは多彩な人材が多様な働き方によって真価を発揮する世界を目指しています。それは、会社の中ではなく、労働市場の中で発揮される真価であって、それであればマーケットを基準にして給料も決めるべきじゃないのか。もっと大きな視点から制度をつくろうよ、と。
いつもこう言うと現場は困っちゃうんですが、そこの橋渡しをしてくれているのが、小昏さんたちです。だから本当に、マネジメントエージェントの皆さんはうちの会社の人事部みたいな感じですね。

最後に、マネジメントエージェント社に期待することを教えてください。

人事制度って、たぶん答えがないものだと思うんです。ただ、その時代ごとの背景や、会社の経営方針によって、その時々の答えはある程度出てくる。マネジメントエージェント社さんにはわれわれが気づかないことを教えてほしいし、まさに一緒に手を取り合いながら、答えを見つけていってほしい。そこが、一番期待しているところです。

マネジメントエージェント社代表の小昏(写真左)とは創業前からの知り合い。ふたりの会話は終始和やかだった

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